見物
「高みの見物」という言葉があります。
意味は、直接関係ない気楽な立場で事の成り行きを傍観していること。
高みの見物と言えば北杜夫の「高みの見物」を思い出します。昭和39年から新聞に連載された小説で、北杜夫が最初に書いた新聞小説だと言われています。
北杜夫はこれを失敗作と認めているのですが、ゴキブリを主人公にして世情を語らせる斬新な感覚はファンには今でも根強い人気があります。
たまに夏目漱石の「吾輩は猫である」のパロディーと言われることもありますが、北杜夫はハッキリ否定しています。
独特のユーモアにあふれた傑作の一つと言えるでしょう。
・見物の夢
周囲の目が気になっている証拠です。
周囲の人との距離感の取り方がわからなくなって孤独感を感じています。
しかし、それはあなたの勘違いにすぎません。
あまり気にし過ぎると、それこそ周囲から浮いてしまいます。
あなた自身が、もう少し強い気持ちを持つ必要があるようです。